タイルラビリントス/イラム寺院ほ見るタイルの本質--世界のタイル博物館から①

摘要

近代タイルのルーツは、イスラム教の寺院や宮殿の内外壁を飾る中近東で生まれた色鮮やかな装飾タイルと考えられています。 また、そのタイルを見た人は誰もがまさに本物であるという印象を持ちます。 この多彩色の彩画タイルやタイル·モザイクの発想はどこにあったのかという視点で、本物のタイルとは何かという問いにひとつの答えを出してみたいと思います。