「愛·地球博」の床モザイク--万博床モザイクプロジエクト

摘要

今年3月25日から9月25日まで開かれる愛知万博には市民参加部門が設けられた。 現在200以上の市民参加プロジェクトが準備されている。モザイク会議もその企画のひとつとして、瀬戸会場の市民広場の床にセラミックのモザイクを設置する企画を担当した。 廃棄されるはずの陶磁器や大理石を用いて床モザイクを作る。 その制作にあたっては、専門家ではなく、ワークショップに参加してくれた市民の手を借りる。 そういう企画がモザイク会議に持ち込まれたのは一昨年のことである。 企画のポイントはリサイクルのひとつの形の提案、それと、多くの人の力を少しずつ寄せ集めるとどういうものが出来上がるのか、ということを実証する面白さにある。