中規模病院：現状調查を踏まえた業務変更とそ

摘要

近年，医療の複雑化，医師への責任集中，慢性的な医師不足による業務過多などから.医師の曰常業務における負担 が増えており，このような背景から薬剤師の医師業務軽減への貢献が望まれている。特に中規模以下の病院では.各科 に配属されている医師の人数が少ないのが現状である。また，積極的に病棟業務を行うことは.より薬の管理に関わる ことを可能とし.繁雑な看護師業務におけるリスクマネジメン卜への関わりからも重要な意味がある。金沢赤十字病院では，2011年9月より加算算定に向け試行的に病棟常駐を行い.これを評価した。この結果を踏まえ.病棟薬剤業務 導入の経緯について述べる。