進歩するがhゲノム医療薬剤師に期待される役割とは

摘要

がhゲノム医療は，患者一人ひとりのがhの原因となる遺伝子変異にあわせて，治療法や薬剤を選択する新しい医療として注目を集めている。201 9年6月には，がh遺伝子パネル検査が保険適用となり，既存のがh治療が大きく変化し，がh患者の薬物療法を支援する薬剤師業務にも影響があるものと考えられる。そこで，がh薬物療法の適正化について日ごろより研究を行っている寺田智祐氏（滋賀医科大学医学部附属病院薬剤部長）に，近い将来がhゲノ厶医療のなかで想定される薬剤師の役割について話を聞いた。