電気料金問題「安価な電力確保」への取り組み

摘要

鋳造業は、原材料である金属材料の大半を電気炉溶解で行う電力多消費産業である。その購入電力金額は、銑鉄鋳物製品出荷金額の約9％近くを占めるに至っている。3·11東日本大震災以降の原子力発電の稼働停止に伴う電気科金の大幅値上状2012年7月からの再生可能エネルギー固定価格買取制度の賦課金の開始、燃料費調整額（サーチャージ）の急激な上昇など、これらのエネルギーコスト負担増は、電力多消費産業である当業界にとってまさに死活問題となっている。このため、安価な電力確保を図るために取り組hでいる当協会の活動概要を以下に紹介する。