価格連動制拡大－日立金

摘要

日立金属は原材料費などの変動分を、従来よりも製品価格に反映させやすい仕組みに改める。原材料価格スライド制（サーチャージ）の対象となる費用の範囲を広げ、10月出荷分からほぼすべての販売先に適用する。特殊鋼製品の場合で価格スライドの対象は従来の合金原料に加えて鉄スクラップや副資材、電力·燃料の調達費用にも広がる。電炉用の電極や耐火物といった副資材の仕入れ値に製品価格を決める価格スライド制で、価格算定の要素となる項目を特殊鋼、磁性材料、素形材、電線材料の主力4事業でそれぞれ増やす。日刊工業が伝えた。