日本グッツナー ポリウレタン製防振材によるLRT防振軌道

摘要

都市構造の変化や公共交通サービス充実，環境への低負荷の必要性などの背景により全国各地でLRTの有効性を見直す動きが活発である，実際にLRTを新規に導入した都市や，既存LRTの延伸を計画する都市が増加している．LRT路線の多くはその性質上住宅地や商店近傍を走行することが多いことから沿線に対してLRT走行振動を軽減する必要性が発生している．日本ゲッツナー株式会社は，LRTの足下である軌道で使用するポリウレタン制振材のメーカである．ヨーロッパ各地では，日本より少し早くLRTが復活し斬新なデザインのLRTが走行している．その中にゲッツナー社製ポリウレタン制振材を使用した軌道がある．ドイツ，フランスの実績とともにポリウレタン制振材を使用したLRT軌道を紹介したい．