鉄道技術国際シンポジウムSTECH2015の開催報告

摘要

2015年11月10日～12日にかけて鉄道技術国際シンポジウムSTECH（エステック）2015が開催された．今回で7回目を迎えるSTECHは，第1回を1993年横浜にて開催した日本発祥の鉄道技術（機械，電気土木）に関する国際会議である．今回のSTECHの名称はSpeed-up and Sustainable Technology for Railway and Maglev Systemsである．過去のSTECHでは共通してSpeed-UP and Serviceが使われていたがSustainable（持続可能性）を新たなキーワードとしている．2015年は鉄道発祥190周年の記念年であり，いまいちど原点に立ち戻って鉄道の将来を考える場合，Sustainabilityは重要なキーワードといえる．筆者は今回のSTECHの実行委員の一人であり，本稿ではその立場からシンポジウム当日の様子について紹介したい．