東京都交通局都電荒川線用8800形車両の概要

摘要

東京都交通局では，都電荒川線の活性化のため，8500形車両を導入してから14年ぶりとなる，2007（平成19）年3月に9000形レトロ車を導入しました．平成21年度からはさらに，老朽化した7500形車両の置換え用として8800形車両の導入を開始しました．この車両は，「先進性と快適性」をコンセプトとして，従来からの車両のイメージを一新することを目的として製作しています．また，バリアフリーも視野に入れ，誰もが乗りやすいユニバーサルデザインも取り入れた設計を行うとともに，デッドマン装置の設置，戸閉回路への走行検知機能の追加等，走行安全性にも配慮した車両としています．以下に都電荒川線8800形車両の概要について紹介します．