鹿児島市交通局連接式超低床電車7000形の概要

摘要

鹿児島市交通局では，これまで昭和30年代前半に導入した500形の更新として，平成14年以来，国産初の超低床電車1000形を9両導入してきた．平成18年度からは，輸送力を増強した連接式超低床電車7000形を導入するとともに，出力の大きいモーターを採用した新型車両の増加に伴い，架線電圧の降下が生じることから，架線電圧補償システムを設置した．また，本市においても，市電軌道敷の緑化並びにライトアップ整備など，人と環境にやさしい魅力あるまちづくりのための施策を推進している．本稿では，7000形車両の概要を説明するとともに，関連する事業についても若干のご紹介をする．