製材新JAS、森林·林業基本法などで追い風：木材乾燥セミナーに高い関心

摘要

日本木材乾燥施設協会（辻田信弘会長）は去る2月22日午後1時30分より、東京·港区芝公園のメルパルク東京で木材乾燥セミナーを開催、木材乾燥に関係する設備業界、乾燥処理業界から多数が参加し、木材乾燥に対する関心の高さを示した。 木材乾燥セミナーは樫原正規専務理事の司会で進められ、開会にさきだって辻田会長、林野庁木材課·山田壽夫課長が挨拶した。 辻田会長は同セミナーが今回で11回目と回を重ねたことに関して会員および関係者の協力に感謝した後、2001年度（平成13年度）から林野庁が乾燥材の普及に本腰を入れ、また、自治体·関係業界も乾燥材普及の姿勢を強化していることから社会のニーズに応えるべく日本木材乾燥施設協会としても努力していきたいと述べた。 また、山田課長は、国産材の乾燥技術に関する調査·研究が多年にわたる蓄積を経ていよいよ成果を発揮すべき時期に至っており、コスト、品質、ロットの各面で競争力のある製品の市場確立に期待を寄せた。