盛上げタップによるめねじの成形とそのねじの特性に関する調査研究(2)

摘要

第1次めねじの強度検討分科会の検討結果を踏まえ，第2次の分科会では次の3項目についての調査研究が行われた。①転造めねじの推奨下穴径，②転造めねじの締付け特性及び③ナットの強度区分③の項目は，JIS B 1052:1998（鋼製ナットの機械的性質）の附属書3（強度区分4T～12Tのナット）が，2000年12月31日限りで廃止されるのに伴い，この附属書3に適合しているナットに対してJIS B 1052の附属書1（保証荷重値規定ナットー並目ねじ）又は附属書2（保証荷重値規定ナット－細目ねじ）を適用する場合の問題点とその対応に関する調査研究であるので，本報とは別に報告する。ここでは，①及び②の概要について報告する。