「配管漏洩の防止·補修技術」自己補修型漏れ検査剤「タセト チェックタイト」－漏れ部のチェックと微少漏れの補修を同時に行う理想的検査補修剤

摘要

「漏れを完全に止めたい！ 」、「もっと浸透性の優れた充填剤がほしい！ 」、「検査と補修の時間を大幅短縮したい！ 」を実現したのが今回ご紹介する自己補修型漏れ検査剤「タセト チェックタイト」です。 この開発により、漏れ試験と補修を繰返しても完全には止められなかった微細漏れの封止、工程の大幅短縮、補修強度の向上にも成功したものです。 近年、各種産業分野において高い機密性、密閉性の要求される構造物や製品が増加しております。 それを保証する為、ヘリウム、ハロゲン、アンモニア、発泡法、浸透探傷試験を利用した漏れ試験方法などを駆使して、漏れの有無、漏れ箇所の特定を行い、補修する方法が一般的ですが、それでも漏れは完全に止まらないことも多いと思います。 その理由は、①どのような漏れ試験方法にも感度面で検出限界があること、②試験条件などにより見落としが出ること、③検査条件と使用条件の差があること、等で全ての漏れ箇所を発見するのは不可能だからです。 また、検出した漏れ箇所も、漏れ部をパテなどで補修する場合、①パテなどの補修剤は粘度が高く浸透性が乏しい、②検査に使用した薬剤が中に残留しており、補修剤が内部まで入っていかない、③検査に使用した浸透液や発泡液の影響で補修剤の金属に対する密着強度が著しく低下し簡単に剥離する、などで補修を不完全にしていることも補修を困難にする原因となっています。 それらの一連の問題点を解決したのが浸透性に優れ、検査後は硬化する検査剤と補修剤の機能を備えた画期的な自己補修型漏れ検査剤「タセト チェックタイト」です（写真1）。