講座「成形材料」(21)－接着性ポリオレフィン

摘要

ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフインは各種プラスチックの中でもインフレーション成形，押出成形，ブロー成形，および射出成形など各種成形が可能で，かつ機械物性，耐熱性，耐薬品性，食品衛生性，易焼却性および価格のバランスに優れていることから，フィルム，シート，およびボトルなどの食品包装材や工業部品等の広範囲な用途に使用されている．しかし，単体では性能面で限定があるため，ポリオレフィンと異種の樹脂，金属あるいは無機物と組み合わせることによる高機能化，高性能化製品の需要が増加している．