可搬型フラツトパネルディテクタ製品の開発

摘要

医療分野のデジタル化が進むなか、一般X線撮影分野においても、高画質、撮影後即時表示という特長を生かし、フラットパネルディテクタ（FPD）を搭載したX線撮影装置が浸透してきている。キヤノンにおいても、1998年に他社に先がけて発売した立位用のX線デジタルラジオグラフィ『CXDI－11』を皮切りに、さまざまな撮影形態に対応できるように製品ラインナップを拡充してきた（図1）。今回は、可搬型FPD製品の最新モデルにおいて、開発の狙いおよび製品の特長を紹介する。