異なるpHの酸性土壌で栽培したパッションフルーツの開花数と果実品質

摘要

パッションフルーツでは、中性土壌よりも酸性土壌が食味のよい果実生産に適していることが報告されている（Niwayama and Higuchi, 2016)。しかし、どの程度の酸性 土壌が最適であるかは分かっていない。また酸性土壌が開花数ゃ着果数に及ぼす影響も詳しく 分かっていない。そこで本研究では、酸性土壌が及ぼす果実品質への影響を明らかにするため、土壌pHを強酸性から弱酸性までの4水準（pH 3.5、 4.5、 5.5および6.5)に調整して栽培 試験をおこない、果実品質、開花数、着果数、光合成速度および栄養生長量を調べた。