インタビュ—慎重、推進の雨派ともに想定できるシナリオを示すべき

摘要

一TPP交渉の国内議論、政府の情報開示 の在り方をどう見ているか。生源寺問題の投げ掛け方、合意形成に 向けた議論の仕方など戦略性に乏しく、营 元首相の参加に向けた検討の表明も唐突だ つた。整合性のなレ、情報が同じ政府内から 出された点にも稚拙な印象を受ける。また、 所信表明という形で方針を語るからには、 水面下でァメリ力など関係国との間で相当 な議論の蓄積があり、国内的にも綿密なリ サーチに基づく見通しを立てておくのが普 通だろうが、それもなかつたようだ。恐ら く、当初は農菜さえ何とかなれば突破でき ると判断していたのではないか。食と農林 漁業の再生実現会議はっくつたが、ISD条 項などその後に指摘されたさまざまな問題 の検討体制はない。与党内の対立もこれほ ど深刻とは想定していなかつたのではない か。表明の仕方が唐突だったので、運動論 対運動諭の対決のようになった。その責任 の相当部分は政府にある。