鉄基アモルファス鉄心を適用したアキシャルギャップモータの大容量化

摘要

本研究の最終目的は，モータの高効率化によって，消費電力の低減，温室効果ガスの排出量低減を実現することである。このためには，より多くのモータを高効率化することに加え，より大きな容量でのモータを高効率化することが必要となる。そこで今回は，比較的容量の大きいモータを対象として，鉄基アモルファスを固定子鉄心に適用した高効率化の有効性を確認することにした。本報告では，3.7kWの産業用モータを対象として鉄基アモルファス鉄心を固定子に適用する構造の検討とその効果についてまとめたので報告する。