JISHA方式化学物質リスクアセスメント手法③ばく露の程度の特定（ばく露評価）（1）

摘要

前回、JISHA方式化学物質の健康障害防止のためのリスクアセスメント手法（以下JISHA方式リスクアセスメント）のステップ5の有害性情報の入手および有害性等の特定（ハザード評価）の解説と演習を行いました。 今回はステップ6の化学物質のばく露の程度の特定（ばく露評価）について解説を行います。 JISHA方式では、ばく露評価方法として①作業環境測定値を利用する場合、②個人ばく露濃度の測定値を利用する場合、③バイオロジカル（生物学的）モニタリングの測定値を利用する場合、④利用できるばく露に関する実測値がない場合、の4つの方法で評価を行うことができます。