一大転換期に立つ意識改革と採算確保を

摘要

世界の鉄鋼市場はグローバル化が日毎加速する中，次代へ向けてダイナミックに構造転換が進hでいます.そうした状況下，日本の鉄鋼業を取り巻く事業環境はアべノミクス効果に巷間湧いているものの，依然厳しさが続いています.国内市場が縮小する一方で多過ぎるプレーヤーという構図の中，新たな競争力ある事業を推進しようと再編·統合を図る動きが激しくなっています.鉄鋼業の中でも取り分けステンレス業界はかつてない厳しい状況に晒されています.しかしピンチもあればチャンスもあり，如何なる状況下であろうとも難麓に臨み改革·改善を進めることで成長への端緒が開かれます.企業はどのような事態に直面しようと存続することが貴大の使命です，次代の新たな成長軌道を敷くための方策をお聞かせ下さい.