自動車·記録的な大幅減産に収益悪化不可避のダイカスト

摘要

アルミ素材を中心とするダイカストは，自動車生産の増加とともに，その生産規模を拡大してきた。ダイカストの精密鋳造により主にエンジン周りを中心とした部品して多く使用され，国内自動車メーカーの高性能，高品質を支えている．とくに燃費性向上のためには軽量化が必須条件とされる中で，材料アルミの軽量性が大きな効果をもたらしている。アルミダイカスト生産量のこ土数年の推移を見ると，02年に初めて80万トンを超え，そしてその翌々年の04年には90万トン，つづく05年は100万トンの大台を初めて超えた．06年は2年連続の100万トン台，さらに07年は110万トン台を記録し，過去最高を更新し続けている．ちなみに，この間の国内自動車生産は1000万台前後を維持し，07年は1100万台に達するなど好調な需要動向となっている．これがアルミダイカスト生産拡大の主要因である．