「PS版」のPCRが認定：CFP試行 印刷会社でのCO2算定を補強へ全プロセス対象、マーク表示は可能

摘要

国が2009年度から進めている「力一ボンフットプリント（CFP）制度試行事業」に関連し、メーカーが中心となって策定していた「平版印刷用PS版」の「PCR（商品種別算定基準）原案」が審査を通過し、「認定PCR」となった。11月30日、「カーボンフットプリントホームページ」（http://www.cfp-japan.jp）に掲載された。今回の認定は、印刷産業関連では11月13日に認定·公表された「出版·商業印刷物（中間財）」に続くもの。PS版は印刷物における「原材料調達段階」「生産段階」で負荷を計上する「中間財」と位置付けられるが、ユーザーである印刷会社にとっては「消費財」としての側面があることから、認定PCRでは、「廃棄·リサイクル段階」までのライフサイクル全体が対象とされた。