関西発の革新的デラ仆最適化ものづくり創成を夢見た、“産技研(官)”の取り組み ?SIP革新的設計生産技術 「三次元異方性力ス夕マイズ化設計?付加製造拠点の構築と地域実証」 プロジェクト行にあたって?

摘要

大阪府立産業技術総合研究所（産技研）は，大阪 府内の中小企業の技術指導とそのレベルアップを目 的として，昭和4年に大阪市西区江之子島に創設さ れた公設試験研究機関（当時の名称は「工業奨励館」） で，以後80数年にわたり企業の抱える様々な技術 課題の解決に努め，地域の産業?科学技術の振興に 貢献して来ました.持ち込まれる相談（技術課題） に対しては，図1に示しますょうに，内容の難易に 応じ依頼試験，機器開放，受託研究，産学官共同研 究など，最適な技術サ一ビスを提示し，ワンストッ プでの解決を図っています.平成8年には大阪市か ら現在の和泉市に移転し，その際，最新の機械設備 （約50億円の投資）を充実させると同時に，地域企 業の方々に自由にご利用頂けるょう試験機器の開放 を実施しました.平成24年の独立行政法人化後は， 「オープンイノベーション」の考えのもと，産官学 の連携にもとづく，高い技術レベルの共同研究の推 進に注力し，平成26年からは，SIP革新的設計生 産技術プロジェクト（以後，「SIP事業」と略す） に参画しました.同SIP事業では，大阪大学「学」?