エネルギー分散型X線吸收微細構造（DXAFS）測定裝置

摘要

XAFS法でわかることは，①触媒形成過程の追跡，②触媒反応中の活性構造自身の速度論，③複合材料の元素別構造変化④短存命中間体柵嵐⑤吸着·脱椰過程，⑥電子状態変化，⑦電子移動過程，⑧表面拡散·凝集，⑨相転移過程などです．たとえば，Rh／A120。 触媒のRh微粒子はCO還元反応，あるいはCO酸化反応（CO／02＞1）条件下で一部がRh（CO）_2に転換されますが，最近このCO吸着誘起のダイナミック過程がDXAFSを用いて追跡されました（図3）．0．6秒以内にRll微粒子上にCO分子が吸着し，2秒以内にRh／CO＝1まで吸着してRh－Rh結合の切断が起こって表面を拡散し，4秒以内に17kJmol￣1のエネルギー障壁を越えてRhが1価に酸化されRh（CO）2モノマーが形成されます個4）．また，自動車排ガス浄化触媒の助触媒であるCeO_2－ZrO_2固溶体の酸蚤吸収·放出のダイナミック現象も追跡されています．DXAFSは担持触媒のダイナヽックな構造情報を与える強力な手法です．