日本産コンプ類の分頚と分布(91)

摘要

根は茎の下端から生じ，糸状で根元の太さ211川1ほど，3－5回文状に分岐し，次節に細くなり，互いにゆるくからまりか），径3～4cmの比較的小さい附着器となる。 茎は基部は円柱状，上部は偏圧し，長さ2～5cm，まれに8cmほど，太さ4－5mmあり，硬い。 薬は長さ30－80cm時に130cmに達し，幅20～50cmあり，卵形，広い披針形，長橋円形で基部は円形または心形，縁辺は全線で老成すると細かく破れる。 薬繭は平滑で，中央を貫通する中仙は帽0.5～2ccmり，厚さ1～2mmで他の部分よりわずかに厚い。 中肋を除く柴両全休に多数の孔がある。 孔は円形，楕円形で径（または長径）は2～3mmのものと10～25mmのものがあり，柴の縁辺部や基部の孔は小さく，中肋の周辺部には大きなものが多い。 子嚢斑ははじめ薬の一両（うら両）の下部に不規則な斑紋状に形成され，次第に上の方に拡大する。 その後は他の面にも斑紋が形成される。