巨大電気誘起歪みと量子臨界現象を示す新しい強誘電体結晶（Ba，Ca）TiO3の開発　≠Aサイトイオンのオフセンタリングで　　ベロフスカイト構造の強誘電性を制御する叫

摘要

ベロフスカイト構造をもつABO3型酸化物強誘電体ほ最も重要な強誘電体物質群である1，2）第1図に示すように，通常のべロフスカイト構造では，Aサイトほ1～3価の金属イオンが占有し，Bサイトほぅ～5価の金属イオンで占看されている??酸化物強誘電体であるBaTiO3は，まさにこのべロフスカイト構造を持つ物質の典型例であり，構造の単純さに加えて，強誘電体相転移の多様性から，強誘電性の起源や相転移機構研究の研究対象とされてきたト4）．．BaTiO3の強誘電性ほTiのTiO6酸素八面体の中心位置からの変位に由来する"基底状態（最低湿相）でほ，Tiが［111］。 （下付きのcは立方晶を意味する）の方向に変位し，その方向に自発分極ろを出現させる．結晶を加熱すると，ろの秩序化方向ほ順次［011］。 ，［001］。 ：方向に変化し最終的にキュリ、一握度花～．393Kで薫ほ消滅する．