国有林の森林を地域管理へ

摘要

国民はすでに国有林を支持していないさまざまな議論の末、1998年から開始された国有林の抜本的改革は結局、人員削減が進hだだけで、それ以外に成果はなかったという（野口俊邦·張暁航、『林研』第228号、2008年2月）。 その結果、いま国有林が存亡の危機に立たされているのは、誰の目にも明らかである。 なぜそこまで危機的状況に陥ったのか、理由はいろいろあると思うが、最も深刻な問題は、抜本的改革以降の時期に限っても国有林の森林管理が国民の理解と信頼を得るようなものではなかったため、もはや国有林の存在そのものが国民から見放されていることである。