位相シフトディジタルホログラフィーにおけるプラスチック光ファイバーイメージガイドを用いたホログラム伝送の検討

摘要

ディジタルホログラフィーでは，物体からの透過または反射光と別に設けた参照光との干渉縞（ホログラム）をCCD (charge coupled device)カメラ等により撮影し，記録したホログラムを計算機で処理することにより，物体光の複素振幅分布を数値的に再生することができる~(1-3))．このような光波の記録?再生技術を利用して，得られた数値的な複素振幅を用いることにより，二波長法による形状計測~(4-7))や位相の変化を利用した変形計測~(8-10))などの研究が行われており，非接触で高精度な計測が可能である．ディジタルホログラフィーを用いた計測では，物体光を記録したホログラムが必要不可欠である．しかし，ホログラムを記録するカメラを挿入できないような物体内部の測定では，カメラの死角が多く存在し，これにより測定範囲が限定される~(11))．