JICA本邦研修in長崎（サッカー王国からの研修生）「長崎の災害経験をブラジルの糧に」

摘要

長崎県は，日本本土の最西端に位置し，五島列島や壱岐，対馬等の多くの離島や半島を抱えており，また，山岳，丘陵が起伏し，平坦地に乏しいため，全国有数の土砂災害危険箇所数を有する。さらに，梅雨前線に伴う豪雨や台風等の常襲地帯に位置していることもあり，これまでに幾度となく尊い人命，財産を失う土砂災害に見舞われている。その災害経験を活かして，これまでに防災施設整備や警戒避難等の体制強化を進めてきた。