高精度の超伝導光子検出器を開発軟Ｘ線で実証、理論限界を1ケタ上回る生体組織、化合物半導体分析に威力

摘要

産業技術総合研究所極微プロファイル計測研究ラボ（つくばセンター）の大久保雅隆主任研究員、一村信吾ラボ長らは、光子のエネルギーを高い精度で測れる超伝導トンネル接合検出器を開発した。 波長0.6～12nmの軟Ｘ線領域で実証した。 測定精度は半導体を使った従来の検出器の理論限界を約1ケタ上回る。 軟Ｘ線領域をカバーする新型検出器は生体組織や化合物半導体、超伝導材料、磁性材料などの分析に威力を発揮しそうだ。