色素増感太陽電池新材料使い高性能·高耐久性化

摘要

近年，低コスト製造が可能な次世代太陽電池の1つとして色素増盛大陽電池が注目されており，実用化へ向けた研究開発が国内外で活発におこなわれている．セルの太陽エネルギー変換効率は，最高で11％が報告されている．ただ，従来の色素増感太陽電池では，一般的に光吸収材科としてルテニウム錯体が用いられていることから，大規模に実用化された場合に，貴金属であるルテニウムの資源的制約による価格の高騰が問題となる可能性が高い．さらには，電解液に揮発性で低沸点の有機溶媒であるアセ寸ニトリルなどを用いることから，耐久性が実用化への大きな課題となっている．