ガラス部会の新たな試み

摘要

ガラス部会では，若手研究者の積極的なグローバル活動の奨励．支援を目的として，ICG（lnternational Commissionon Glass）が毎年開催しているSummerSchoolへの渡航補助を2013年より実施しています．これは，ICG委員である井上博之氏（東大）の提言によりガラス部会において検討され当時部会長であった中尾泰昌氏（旭硝子）が推進するガラス部会活動の国際化方策の一環として開始されました·筆者（藤原）は事務局長（当時）として選定·運用に携わりましたが，応募者には，履歴書，自己推薦書，研究業績や英語スコアシートなどの提出と，さらに，毎年11月頃に開催されるガラスおよびフォトニクス材料討論会における英語による口頭発表が課せられます．合否は，これらの総合的な審査により決定され合格者には翌年のSummer Schootへの渡航費補助が与えられますが，参加した後には報告書の提出とガラス討論会における発表（またはセラミックス協会誌への参加報告記事の投稿）が義務付けられています．