MoSi_2粉末とメカニカルアロイソグで合成したFe-48at％Cr合金粉末混合粉のパルス通電焼結

摘要

Fe粉末とCr粉末をMA処理し，得られたMA粉末とMoSi_2粉末を混合し、パルス通電焼結することによって朗oSi_2-0~48at%Cr)組成の複合材料を作製した.作製した混合粉末および複合材料の硬度や構成相などを調べ、以下の結果50%（Fe-48at%Cr)組成の複合材料を作製した。 作製した混合粉末および複合材料の硬度や構成相などを調ベ、以下の結果が得られた。 （1）混合粉末の硬度はMoSi_2量の増加とともに上昇する傾向を示した。 しかし、90％MoSi_2の混合粉衆では硬度が低下した。 これは、36ks問のミリングでほ均質な分散状態を得ることができず、硬度測定には粒径が比較的大きいものを選択せざるをえないため、主にFe-48at%Cr粒子の硬度を測定する結果になり,硬度が低下したものと考えられる。 （2）MoSi_2粉未に添加するFe-48at%Cr量の増加とともに収縮間始温度は低下し、MoSi_2－50％（Fe-48at%Cr)はMoSi_2粉末より約200K低い温度から収縮が認められた.固化成形温度を低下できる可能性があると考えている。 （3）MoSi_2-(Fe-48at%Cr)粉末を1273Kで焼結した場合,MoSi_2粉末とFe-48at%Cr粉末の接触界面で,FeMoSi相が反応物として生成することが判明した.この慶応生成物を減少させるには、接触界面を減少させることが効果的と考えられ、Fe-48at%Cr粉末の添加量を少なくすることで反応生成物を抑制できるものと推察きれる.（4）MoSi_2-30%(Fe-48at%Cr）焼結体披大気中でMoSi_2りも高い耐酸化性を示し.1273Kにおける酸化に伴う重量増加量はMoSi_2より減少きせることができた。 この焼結体の表画を調べた結果,Cr_2O_3被豚を生成していることが認められ,Fe-48at%Cr粉末を涼加することにより,Cr_2O_3被膜が形成され,1273Kまでの酸化に伴う重量増加を抑制したものと考えられる。