噴霧乾燥式流動層によるアルミナ粒子の造粒とコーティングへの応用

摘要

本研究では、従来の噴霧乾燥造粒法とは異なる新しい造粒法（噴霧乾燥式流動層造粒法）で顆粒を製造し、成型·焼結プロセスにより成型体を作製した勺次に、成型体および焼結体を評価することにより顆粒物性との関係を考察した。 さらに、顆粒へのコーティングを読みた。 その結果，以下のようなことがわかった。 （1）噴霧乾燥式流動層道投法を採用すれば牒的とする粒径の顆粒を容易に製造できることを指摘した。 また，製造した願粒ほ球形でかつ表面が滑らかであることを確認した。 このことから，本道粒法を採用すれば9流動性の優れた願粒を製造できることがわかった．（2）粒度分布がシャープで流動性に優れた顆粒を用いて成型を行えば，願粒の充填性が良好であることから，強度ぼらつきの少をい成型体が得られることを指摘した．（3）低結合剤濃度で得られた顆粒を採用すれば瀾粒の強度か低く破壊きれやすいことに加えて瀾結における脱バインかダで生じる空隙も少飢－ことから，成型体および焼結体内密度と強度が向上することを示した。 さらに、燒結体の密度が大きいぼど曲げ強度は大きくなり溜度強蜜には因果関係が認められた。 つまりク密度が大きく強度の高い燒結体を製造するには，強度の低い顆粒を作製し，銭型に採用すればよいことが確認された．（4）医薬品顆粒に対してコーティング材料を良好に被覆することができれば，成型体強度が向上することを示唆した、セラミックス材料においても同様な成果が得られると期待されるので，今後検討を行う。