デルタVシステムの高度制御製品群＜コントローラー内蔵の冗長化容易のMPC、ファジー、性能監視＞

摘要

DCS制御コントローラの情報処理能力はその更新期間が長い（15～30年）故にコンピュータ技術の進歩に比べてその進歩は遅い。 それ故、MPCで代表される高度制御や運転支援システムのようなソリューションはDCSシステムの一部としてではなく、汎用PCに搭載されてOPC経由でDCSと通信する外付けシステムとして導入されるのが一般的な姿である（第1図参照）。一般的にこの方式の欠点として、1.システムが複雑；2.冗長化が困難が挙げられる。さらに従来の制御システムでは現場計器と制御コントローラの間の通信方式は4～20mAのアナログ通信であり、現場計器の持つ情報処理能力（インテリジェンス）はオンライン制御·設備管理という面で活用されていない。小文ではエマソンの、1.高度制御及びソリューション；2.デジタル計装アーキテクチャ「PlantWeb」を活用する運用コスト削減方法を紹介する。