ISO/IEC14908 LONWORKS基盤技術とLONWORKS 2.0対応製品

摘要

ISO/IEC14908 LONWORKS（ロンワークス）基盤技術は分散制御ネットワークを構成するためのソリューションであり、LonTalk（ロントーク）通信プロトコルで制御通信を行うマイクロコントローラであるNeuron（ニューロン）チップを搭載したセンサやアクチュエータなどの制御機器、およびネットワーク接続機器、インテグレーションソフトウエアなどによって構成される。2009年3月に米国エシェロン社が発表したLONWORKS2.0とは、このLONWORKSネットワークを構成するための次世代の基盤技術である。LONWORKS2.0により、以前にも増して高機能·高性能な分散制御ネットワークが廉価に構築できるようになることが期待されている。本稿ではLONWORKS2.0のコンセプト及び個々の構成技術を提供するエシュロン社の製品とアプリケーションについて解説する。