超音波流量計TIME DELTAシリーズ＜PAからFAまで、設置形の応用事例について＞

摘要

富士電機は、1975年に伝搬時間差法の超音波流量計を発表してから、水処理分野を中心に、鉄鋼、半導体、地域冷暖房など、PAからFAまで、幅広い分野で各種の経験を積み重ねてきた。 1995年には、国内で初めてディジタル信号処理技術を応用し飛躍的に性能を向上させたポータブル形超音波流量計PORTAFLOW-Xを発表した。 また、同一のコア技術を設置形に展開した汎用タイプ超音波流量計として、1998年に1測線式の標準形TIME DELTA-Sを、1999年に同時2測線式の高機能形TIME DELTA-Fを発表した。 PORTAFLOW-Xを含めてTIME DElTAシリーズと呼hでいる（写真1）。 更に、2001年秋には、機械装置組み込み用として普及タイプ超音波流量計M-Flowを発表した。 M-Flowの紹介は別の機会に行うこととし、本稿では、TIME DELTAシリーズの製品概要と設置形の応用事例について紹介する。