金属粉末積層造形におけるモデル形状に対する条件データベースの構築

摘要

都内中小企業への3Dデジタルものづくり支援を強化するため，新たに金属粉末積層造形装置（金属3Dプリンター）を導入した．本装置は粉末床溶融結合法と呼ばれる方式を採用しており，図1に示すように薄く敷かれた材料粉末をレーザー光で溶融させて結合させ，それを繰り返して積層していくことで，立体的な部品を造形することができる．材料として金属粉末を使用することで強度のある部品を作ることが可能であり，試作した部品で製品の動作テストを行うなど，プラスチックの粉末積層造形装置では困難であった高度な試作支援が実現できる．