固体~(25)Mg NMRによる製鋼スラグ中のフリ--MgOの新規定量方法

摘要

製鉄プロセスで生成される製鋼スラグは，一般の土木·構造物材料等の成型体材料として広く使用されている。ここで，製鋼スラグ中に存在する精錬過程で溶融せずに残存した来さい化の酸化力ルシウム（CaO）および酸化マグネシウム（MgO），あるいは溶融スラグが冷却され凝固する過程で晶出したCaOおよびMgOは，それぞれフリーライム（畏CaO）やフリーマグネシア終MgO）と呼ばれており，成型体中で水分と共存すると，水和反応によってそれぞれ水酸化カノ?シウム（Ca（OH）_2）および水酸化マグネシウム（Mg（OH）_2）に変化し，その際に休積が2倍以上に膨張するため，成型体中に亀裂が発生し，粉化や破壊を引き起こす原因となっている。