製造禁止目前，水銀灯の代替に使用期間LEDの1.8倍，無電極ランプ販売強化

摘要

工場の電灯として長く使われてきた水銀灯の製造と輸出入が2021年をもって禁止になる。それに伴い工業パッキン専門商社であるコタニ（本社：兵庫県神戸市，小谷哲也社長）は同電灯代替品として，LEDよりも長寿命である無電極ランプの販売を強化している。水銀灯とは水銀蒸気に電子が衝突し発光する電灯のこと。発光面が広く光が分散するため，影が出来にくく広範囲を照らすことが出来る。6～15m以上の高天井の体育館や倉庫，工場などで使われてきた。電気代の観点から見るとLEDのほうが低コストだが，LEDの光が広がりづらく影が出来やすい特性から影や直視後の残像による事故やトラブルを考慮し，水銀灯需要が残ったとされている。