医薬·化粧品製造とナノテクノロジー：X線透過式粒度分布測定装置「セディグラフ」

摘要

セディグラフ技法は，1967年以来，世界中の多くの研究機関から，生産現場の品質管理に至るまで幅広い分野で利用されている（写真1）。 セディグラフ技法は長い伝統の技術をさらに進化させ，今日さまざまな業界において，多くの研究者や生産技術者の要求に応えたものをつくり続けている。 近年，粒度分布測定技術には新たな技法が次々に開発されている。 しかし，その中でなぜ，セディグラフ技法が世界中の多くのユーザーに支持され続け，そして高い信頼を得ているのだろうか。 本稿では，セディグラフ技法について説明する。