表面改質技術とナノテクノロジー

摘要

材料の微細化については，多くの研究活動が知られている。日常生活のなかでも，蕎麦を粗粉砕している機器が，飲食店入口近くの室で見ることができる。 この場合には，間隙通過法により蕎麦の殻破砕，すなわち低速回転する石臼の間隙を利用し，殻破砕と同時に中身の蕎麦粉が分離される。 実際に，店では粉砕された蕎麦粉を用いた手打ち蕎麦がつくられ，味の良い蕎麦として賞味されている。 石臼により粗粉砕されたものは，少しずつ臼の吐出口から移動ベルト上に落下する。ベルト移動された蕎麦は容器に集められる。 なお，このベルト上に，数センチ径ボールが4～5個置いてあり，ベルト上を移動する粗粉砕蕎麦のベルトへの付着を，ボール振動により防止し，移動を補助している。