微粒子の複合化·表面改質と調和構築技術

摘要

粉粒体技術が多くの分野で製品開発にさいして基盤技術とされており，それらに関する研究は実に幅広い。微粒子の性質には臨界粒子径が顕著に関与し，その径は一般的に数十ミクロンから百ミクロン範囲として知られている。この径を境に粉体と粒体のように基本的な物性に差異が認められている。具体的には，粉粒体のレオロジー／界面科学的物性に対する評価方法が異なるようである。化学分野と化学工学分野として区分され，それぞれの立場の研究者がコナの物性を幅広く評価しているのが現状である。ここでは“微粒子の複合化·表面改質と調和構築技術”を中心に化学分野の視点より「乾式混合」を中心に解説する。