技術開発型コンサルタントが顧客設備診断と合理化を支援

摘要

有機排水の処理設備では，運転効率の良くない技術が多く，運転経費の無駄，老朽化による故障の多発，広大な敷地の占有，排水量·有機物濃度の変動に対応不能，経験不足な運転員では対応不能，などの問題が顕在化している。AWBCの事業戦略は，わが国の既設の老朽化した排水処理設備を新たな6S技術により改造·合理化し，顧客の経営体質強化を支援する。海外市場の開発途上国向け運転が容易で安価な技術を開発する。東南アジアなどの開発途上国では，産業化に伴う河川水の汚染，都市の人口増加に対応した下水処理や飲料水設備の不足が問題になっている。現地企業は，経験を有する水処理専門技術者がきわめて少ないため，排水処理設備を設計·製作と運転指導を行うことができない。日本で普及している高品質ではあるが複雑な技術をそのまま開発途上国に適用しようとしても実用的ではない。現地ニーズに合致したシンプルで運転操作が容易な技術改良を目指す。