工場調査の新スキーム,いよいよ始まる/工場調査新スキームの背景

摘要

工場調査，いわゆる「第一種エネルギ毎管理指定工場」を対象とした工場総点検を現在実施している。 現行のスキームは平成9年度にスタート,平成12年度までの4年計画で実施してる。 目的はエネルギーの使用の合理化巧　 省エネの現状を調査確認をする。 併せて省エネに関する指導·助言を行うことである。これに先立ち,平成7年度から8年度に,ネルギ加消費原単位が悪化している一部の工場を対象として,報告聴取，現地調査を実施したことがある。 その結果は,①最近5年間平均でエネルギー原単位が悪化した工場は全体の54％②基準値の遵守状況についてはばらつきがある（遵守状況が不十分，基準空気比18％，基準炉壁外面温度29％，基準排ガス温度14％等）③管理標準は,管理範囲が不十分23％,基準値の設定に具体性が欠けるもの27％等④計測·記録の実施状況が不十分21％ ⑤保守·点検が不十分7％こ三では工場調査の新スキームの背景と工場調査手順を述べる。