第46回/クリーンエネルギー自動車

摘要

環境·エネルギー問題に対応して既存自動車の高度化（直噴型ガソリンエンジン搭載車，ハイブリッド車）や天然ガス（圧縮天然ガス（compressed natural gas，CNG）やLNGを利用），メタノール，水素，燃料電池などを利用する自動車の開発が行われています。 これらの自動車は石油よりもCO_2排出量が少ない天然ガスを主たる燃料とするために排出ガス中のCO_2やNOx（窒素化合物）の排出が少ないことや，燃費の向上で燃料消費量そのものが抑えられる点からクリーンエネルギー自動車と総称されています。 日本では長年タクシーに利用されているLPG自動車も排出ガス中のNOx，粒子状物質を低減する目的でディーゼルエンジンの代替として適用されています。 ハイブリッド車はエンジン動力と電気や圧力など他の動力とを組み合わせて効率的に利用する自動車で，性能向上による省熱風CO_2排出抑制，排出ガス清浄化などの環境面でのメリットが大きいとされています。