省エネ大賞·優秀事例に見る秀逸の取り組み 第16回 省エネマイスターが牽引する電力量削減とピーク電力低減

摘要

「省エネマイスター」と称する省エネ推進制度の導入により，事業所全体での省エネ推進を活性化させた事例である。同事業所では全員参加の省エネ活動を開始したが，省エネ担当者主体の活動にとどまり，成果も限定的であった。そこで省エネ業務に関して部門を超えて直接指示できる権限を持たせた「省エネマイスター」制度を導入し，予算も確保できる体制を構築した。取り組みはマイスター指導の下で，“電力の見える化”を発展させた自動分析による“見せる化”の導入。これによって，能動的な活動を促すなど，停滞していた活動が再び動き出し，計画的かつ継続的に省エネ推進できるようになった。