省エネチューニングの進め方

摘要

これまで省エネチューニングの進め方について述べてきたが，実行するにあたりプラン·ドゥー·チェック·アクションのPDCAサイクルを回すことが重要になる。 外気の削減を例にとっていえば，現状の外気量，ビルの使用人員の調査，ならびにこれまでのCO_2濃度などのビル管理データの分析から目標値を定めチューニングをし，チューニング後，管理データ，使用者からのヒヤリングなどから絞り過ぎていないか，もっと絞れるかのチェックを行う。 このようにPDCAサイクルにより，最適な居住環境を求めていくこともビルの管理上大事なことである。 問題もなく運転しているビルでチューニングを実施することは, 「クレームが生じるのではないか」などの心配な面もあるが，居住者の理解を求め，できるところから実行していくことが大きな省エネにつながっていくのではないかと思う。 文中，業務用ビルの省エネパンフレット，原単位管理ツールのことに触れましたが，省エネルギーセンターのホームページから見ることができます。 また原単位管理ツールは，ソフトをホームページより無償にてダウンロードすることができます。 ぜひ利用してみてください。