温室密閉による高温処理の夏キュウリの病害発生抑制

摘要

ガラス温室やビニールハウス等を用いた施設園芸は、元来、秋冬季の寒さから作物を保護し、露地栽培の端境期を狙った栽培をすることにより収益性の向上を図ったものであった。しかし、現在では天候に影響されず、長期間、安定した収量を確保できる施設栽培の有利性を生かして、周年作付け体系が確立されている。