ボイラ制御装置のリニューアル化（制御性の改善への取り級み）

摘要

ディジタル計装システム（DCS）も発表以来二十余年が経過し,機能，操作性ともにますます充実し，ユーザフレンドリーなものとなってきた。 本稿で紹介したポイラ制御装置においても，リニューアル化により適用したアドバンスト制御により，DCSの性能を十二分に発揮し，省エネルギー，省力はもちろhのこと操業の安定化に大いに貢献した。 従来のアナログ計装やワンループディジタル調節計に比べてDCSの割高感が払拭できないのも実態であるが、DCSの豊富な機能を十二分に使いこなすことによって，少ない投資で大きな効果を引き出せることも事実である。 オープン化，汎用化によりDCS、のローコスト化が進み，今後ますます制御装置の活用が省エネルギー化の大きな武器となることを確信している。